「今日はツイてるか?あんちゃん」(トランスフォーマー マスターピース ムービーシリーズ MPM-6 アイアンハイド)

本日の紹介品は「トランスフォーマー マスターピース ムービーシリーズ MPM-6 アイアンハイド」です。
映画版マスターピース展開のMPMシリーズ。
6番目のキャラクターは、オプティマスの右腕でレノックス大尉他地球の軍人たちとともに戦ったアイアンハイドです。
ロボの外観はまさに映画から出てきたようであり、変形可動トイの中では抜群の似た外観に仕上がっていると思いますし、塗装なども艶ありブラックで実にかっこよいビークルにトランスフォームします。
他にも今までのアイテムになかった前屈ができ、頭部の上向き可動や腰可動などもあって、映画のワンシーンのようなポージングが実によく取れます。
ただ、MPMというのもあって非常に設定に準じて作られているようで、元デザインからの関節位置などがすごく違和感を感じてしまったりしてしまうのです・w・;
トランスフォーマーが好きだ!さんからのアイアンハイドの記事ですが、ここにあるイラスト他を見てわかる通り、腕の基部が脇のタイヤの後ろに出てるんですね。
ですので、トイもそれを追従した流れになっているのですが、それ故に腕のだけの可動になると、脇タイヤやボンネットが作っている上半身に干渉し、著しい可動障害を起こしてしまうのです。
今回、その問題を解決するために取った手法が、アニメとかにある曲がらない位置に関節が曲がるという手法でした。
肩ブロック(腕とボンネット)自体を固定せずにフリーに動かすことができるようにし、腰回転などの各部関節を駆使して、腕が上や前にぐんと伸びるようなスタイルが取れるようにしたのです。
まさにコロンブスの卵というか、目からうろこというか。
SSアイアンハイドでは、肩ブロックはプロテクターのように固定して腕のクリアランスを確保したり、それ以外のアイアンハイドでもボンネット部は可動装甲や固定装甲のように処理していました。
それは遊びやすさと同時に腕の可動域の限界も作っていたのですが、今回のMPMでは大きくアグレッシブに可動できるようにしているのが、今までにない新しいところかなぁと思います。
ただ、そう思ったのは自分で色々アクションをとらせて感じた部分。
最初は肩ブロックのフリーな動きに、位置を固定しにくい(肩ブロック自体に固定ピンはなく、腕ブロック全体は胴体ブロックを繋ぐアームの差し込み段差ピンを使って固定する。)ために色々悩んだりしたところもあり。
固定ピン軸自体がゆるゆる過ぎれば、精神的負荷は高いものだったんじゃないかなぁと思います。
海外版の一部は緩い個体もあるようですが、私の買ったものは個体差か改修部分があったかはわかりませんが、変形のたびに抜き差しする固定ピンの中では、すぐにゆるゆるですっぽ抜けるというものではなく許容範囲内の固定レベルでした。
肩ブロックを可動するものという認識から見たら、問題ないと思うし、肩ブロックが稼働しないものとみるならば固定力がないブラブラと見えるかもしれません。
これは購入者がその視点で見るかかなぁという感じ。
ガチャガチャ動かしまくって遊ぶ方にはSSアイアンハイドのほうが遊びやすいと思います。
そもそものコンセプトや方向性が違うんだなぁと両方弄って感じた次第。
では、トランスフォーマー マスターピース ムービーシリーズ MPM-6 アイアンハイドのレビューです・w・ノ


パッケージです。
日本版のボックスですが、デザイン関連は海外のものと同じですね。
正直、もっとアグレッシブなポーズ撮らせた写真をのせといたほうが、購買力が上がったのではと思うのですけどねぇ。







ビークルモードです。
GMC・トップキック C4500 4WD クルーキャブ という車種にトランスフォーム。
クリアのウインカーやヘッドライトや各種塗装が細かく仕上がっています。
バンパーのロゴも塗装部ありで仕上げてあります。
ただ、大型キャノンを左右に固定するために5㎜ジョイントがあるのは実車から離れているといえますが、後部のオートボットマークの彫刻などもあるし、そこらはできうる分での処理の領域なんでしょね。
ただ、ロボからビークルの変形は非常にわかりづらいです。
小さいピン同士のかみ合わせで腕や肩ブロックの厚みもあり非常に固定するのが大変。
何度も繰り返しやって本体もユーザーも慣れるしかないですねぇ=w=;;;;;;
でも足の変形はすごくスムーズですごく心地いい。
よく考えてある新しいやり方だなぁと思いましたよ。
太もものタイヤの移動などよくやってるなぁと。







両方のキャノン砲は、ジョイントを起こして車体に取り付けます。
もともとロボット用の武装なのとその大きさに価値ある迫力なのもあるしで、これは別パーツにしておいたほうが正解といえるのかもですねぇ・w・



ロボットモードです。
人間に近しい方や腕の配置です、見た目は・w・;
デザイン的に動く個所や可動域の制限があるように見えますが、たぶん歴代のアイアンハイドの中でも可動域は高く、それを再現するのが肩ブロックの可動と股関節の引きだし関節の部分になりますね。






頭部は目のつぶれた造形も再現。
ただ、眼の青色の上に銀塗装がないのでつぶれ切ってるようには見えないのですが、個人的にはこれでもまぁありかなぁと思ってたり。
首が上に上がるのは、ポージングの時に大きく効果を出すものだったりします。
口パクもできますが、ここは必要だったかなぁとか^w^;






今回のアイアンハイドの最大の特徴で最大の混乱を起こすだろう部分の肩ブロック。
そのブロックは胴体のこの差し込み段差ピンでとめることになります。
腕をぶんぶん振り回したり遊ぶ時にガチャガチャ動かすと破損防止で外れますが、普通にポージングさせる分で動かすなら、肩ブロックの位置によりますが外れることなく固定されています。
動かしなれると、肩ブロックの方向性がわかるのでスムーズに動かせるのではと思います。


そんな腕の可動基部はこのようにタイヤの後部、肩ブロックの後ろ側になります。
映画ではこの位置を隠すように、腕についている装甲版(ルーフ部とフロントガラス)が上側についています。
そのためこの位置に合わせるのが正解かと。
独立して回転するので、腕の位置に合わせて微調整しましょう。






アクションです。
腕の可動はこのような感じに。
肩ブロックを腕の延長線に考えることで、前に殴り掛かるポーズや腕を上に突き上げたポージングもとれます。
腰と股関節の引き出し関節で可動域を広げてあることで、しっかり踏ん張ったポーズや、殴り掛かるときの足を踏み出した重心がぶれそうなポーズもしっかりと再現できます。













キャノン砲を取り付けてアクション。
キャノン砲を取り付けることで腕の重量が上がりますが、肩ブロックの位置やポージングの重心を意識して動かすことで、色々なポージングを支えなしに再現可能です。
腰をどっしり落としたポーズなども楽々とこなします。
指の可動もありますので、色々なシチュエーションを楽しめるかと・w・ノ


外観完成度や塗装、可動もアグレッシブにできて完成度の高いアイテムに仕上がっています。
半面、ポーズさせて飾るとかが想定した遊び方なのかなぁと思います。
ガチャガチャ動かして遊ぶようなタイプにはあまり向かないかなと思いますので、その場合はSSシリーズをお勧めしたり。
映画に非常に近くアクションも変形もできるトイというMPMシリーズとしては十二分の完成度と思いますね。
スポンサーサイト