復活のマシンTFと終幕の日本風TFアニメ(トランスフォーマー博 TF EXPO TRANSFOMERS LABO ZONE 5-4 TF LABO CAR&ALMADA3

トランスフォーマーカーロボットは、海外でも日本でもビーストシリーズから新しいシリーズへの橋渡しとなった作品かなと思います。
セカンドと違い、サイバトロンマシンVSデストロンビーストのVSですが、ここに元サイバトロンで敵側にリフォーマットされた
ブラックコンボイ率いるコンバットロンのメカ戦士台頭など。
ビーストの数も少なく、車両系などのマシンが多くなったのは、原点回帰と同時に日本の子供たちでのビーストからの脱却があったからかとも。
海外でもビーストマシーンズでビーストシリーズが終焉後に、急遽「Transformers:Robots in Disguise」として日本アニメをそのまま放映する(当然翻訳や話数の調整など現地にあった仕様にはなりましたが)ことになり、結果として公表をもって向かい入れられました。
このカーロボット海外版の成功が、のちのタカラとハズブロの共同制作によるアルマダ三部作につながっていったのでした。
では、この記事ではカーロボットからアルマダ三部作までの4つをレビューしてみようかと・w・ノ










おもちゃにおいて、カーロボットシリーズはある種究極の位置に立っております。
その理由としては、2014年現在と違ってコスト削減がまだあまりないというのがあります。
又、ビーストからの変形・可動の極限がこのシリーズには惜しみなく費やされているというのがありますね。
ファイヤーコンボイとウルトラマグナスの合体や新幹線ロボJRXなど、今でも垂涎の的のTFがいっぱい存在します。
今でもJRXやファイヤーコンボイは再販願いの高いアイテムの一つですね。
デストロンガーの破壊大帝ギガトロンも、デスザラスとしてBOTCONアイテムで復活していたりします。
カーロボ三兄弟も、人気あるアイテムでした。

又、この作品で出てきたブラックコンボイ(海外名スカージ)は、素体がG2バトルコンボイであり、そのカラーリングやアニメでの活躍などで人気キャラとなり、その後の黒コンボイのカラーリングの祖になっています。
現在でも、このキャラの色合いを引き継いだ限定ブラックカラーのコンボイ商品が多く出ていますね。
TF博でも、限定アイテムとして映画ロストエイジ登場のクラシックオプティマスをリカラーしたネメシスプライムが販売されました。















マイクロン伝説(海外名ARMADA)は、ビーストトイの最大の弱点が露呈した後のシリーズでした。
説明文章にも書かれてますが、変形・可動の究極の進化は、変形できない子供たちの存在を生み出したのです。
結果、究極を求める年代のファンと純粋のおもちゃがほしい子供たちの2つのファン層が明確になったわけですね。
ですが、この時期にはまだマニア向けの商品群は海外と違い市場ベースになりえませんでした。
結果、難しくて変形できない変形おもちゃから、楽しく遊べる変形おもちゃへの、いわばG1が持っていたラインへの原点回帰がなされました。
これにより、ギミックと難易度を抑えた変形を重視し、フル可動=フリーポーザブルの割合を頑丈な軸関節に切り替えていくマイクロン伝説のトイラインが始まりました。
この思想はアルマダ三部作に浸透していきます。
可動は抑えられたものの、新たな小型TFとして、マイクロン(海外名ミニコン)のラインが誕生。マイクロトランスフォーマーと違いバリエーション豊かな変形が生まれ、小型ゆえの合体による巨大化や武器としてのトリプルチェンジなど、マイクロンラインは現在でもサブ的によく登場していきます。
このマイクロンが銃らのTFに合体することでギミックスイッチが起動するエボリューションギミックが、TFとマイクロンの必要性を高めました。
このギミックは、ゴッドマスターのギミック(変形のためのカギの役割を果たす)を思い出させますね。
又、今回のシリーズの最大の特徴は、TF世界においてその販売が切望されていたユニクロンの販売でした。
ネオ時代にも企画されましたが、今回はアルマダの頑丈性を有して販売され、その巨大さやプラネットモードへの変形など大変魅力的なアイテムになりました。
光のユニクロンは世界中で限定10個、多くても50個が海外で出回ったくらいといわれており、コレクターが一度は手に入れたいアイテムでないかと。
自分もいつか手に入れたいアイテムであります;w;










アルマダ第二弾はトランスフォーマースーパーリンク。
今回のテーマはサイバトロン側は合体、デストロン側はギミックに区分けられました。
同時に、マイクロン伝説で抑えられた可動性も復活し、徐々に3つの要素がうまくバランスが取れ始めてきていますね。
ただ、コストダウンもこの時期から入っているようで、海外と違って日本版はライト&サウンドギミックがオミットされました。
海外おほうが日本版の方から塗装やギミックをオミットされることが多かったので、一部のマニアからは戸惑いが出ていたのを思い出したり。
合体で面白いのは、上半身・下半身の変形を行い、コネクターに見立てた共通ジョイントで合体可能な点でした。
おもちゃ的にはボイジャークラスとデラックスクラスも同じ共通ジョイントだったので、その大きさの対比もいかにもおもちゃらしい豪快な合体ギミックで楽しかったなと思います。
又、スクランブル合体の復活もあり、共通ジョイントのロボット戦士でスぺリオン・ブルーティカス・ビルドロン(デバスターの位置)が同名別人ですが販売されました。


















トランスフォーマーギャラクシーフォースでは、マイクロン伝説のエボリューションギミック(マイクロン合体でスイッチのカギの役目を果たす)に似た、カギになるフォースチップを差し込むことで起こるイグニッションギミックが内蔵されました。
これにより、可動箇所が増えたマイクロン伝説系のTFという感じなりましたね。
頑丈さと可動の多さとギミックの重ねあいで、非常に遊びやすいアイテムになっています。
又、最強モードの司令官と破壊大帝が同じ大きさになっていたのも、ひそやかにファンを喜ばせました。
ギャラクシーコンボイのおもちゃは、スタイルと完成度とギミック共に高水準で、ファイヤーコンボイと並んで人気あるコンボイアイテムになっています。
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このアルマダ三部作までで、純粋に日本人の方向性に合わせたTFは終了になりました。
この後、映画版トランスフォーマーが公開され、TVアニメはハズブロが主体の海外版アニメが地上波TVで流される流れになりました。
フルCGやカートゥーン系のデザインで、G1をイメージできる日本風ロボットのTFはTVでの放映はなくなりました。
(この後、雑誌付録DVDで日本風のロボットが登場するトランスフォーマーGo!が出るまで)
個人的には、旧来の日本ロボットイメージのTFアニメをテレビでまた見たいという思いもありますが、既に30年の歴史ですしね。
デザインはすでに映画のTFが主流という層も生まれているかと思います。
けど、個人的にはまたみたいですね、日本人の好きな方向性&デザインのTFアニメって。
その時には、アルマダ三部作のような頑丈かつギミック入りでも素晴らしいデザインのTFが出てくるのかなぁと思います。
次の記事は、映像から離れた玩具展開のみのシリーズです・w・ノ
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