遥か昔、ブラウン管の中には、等身大の大人がいた(S.H.フィギュアーツ 仮面ライダー旧1号)

本日の紹介品は「S.H.フィギュアーツ 仮面ライダー旧1号」です。
新一号から始まって、まさかの桜島一号の一般販売。
そして、今年の夏に旧一号が来月のサイクロン号と共に販売されることとなりまして。こうして憧れのヒーローがまた一つ手元に復活となりました。
とはいえ、安価な(3000円クラス)のものなので、その塗装は記憶と違うとこもあるかとは思いますが、弄っていると思い出補正かそれほど気にならなかったですね。
新規発表会での新品が販売されたと思うくらいがちょうどいいかも。
サムネイルのポーズは正直がんばったんですが、きっちりと有名なスチール写真のようには出来なくてごめんなさい。
でも基本的なSHFの完成度ですから、十二分に楽しめるノスタルジックアイテムになってると思います。
では、伝説の根幹、S.H.フィギュアーツ 仮面ライダー旧1号のレビューです・w・ノ




パッケージです。
仮面ライダー一作目(一号と二号編)は、全てのパッケージは黒で統一されています。
全て並べてみるのもすごくかっこいいのですよ。
今回はいつものショッカーアームズ以外に、トカゲロンのバーリア破壊ボールとそれをけること専用のキックエフェクトが付属しています。
電光ライダーキックで使うものなので、エフェクトがもっといつものキック用と違っててもよかったかなぁ。
又、今回の旧一号はブリスターカバーがかぶせるものから蓋のようにはめ込むものになっています。
正直こっちの方がシールとか使わないし、好みですね。
今後はみんなこのパターンでもいいかもと。




旧一号4面図です。
色合いが単色ベタなので、緑色が何だかなぁという感じになってしまっています。
旧一号は鮮やかな緑色だったものを、緑のヒーローなんて受けないという制作側判断で、暗くしての桜島一号化があり(と最近の書籍にあった気がする=w=;)、その後補修しやすいように市販の色合いスプレーでOKなように変化していったというので、新一号はベタ塗装でもいいんですが。
そんなわけで写真ではいい感じの色合いとは思いますが、この商品自体は撮影会初日の再現と自分の中では割り切らせております=w=;


瞳の方も、もっとピンク色系ではという話も起こってますが、この色合いも少しくすんだ朱色な感じで、個人的にはギリで及第点。
頭部とクラッシャーがそれぞれメタリックに近い塗装されているのが、独特の味があっていいなぁと思いますね。
なるほど、このヘルメットの色合いがそのままTheFiretの一号に繋がっていくのだねぇと。

変身ベルト「タイフーン」はベルトが白色の初期型です。




ということで、桜島一号との比較ですが・・・・・・
細部を自分で見る限り、これは素体が同じものですね。
元々桜島一号はライダーの鮮やかな緑をもっとくすませるという判断のもとで全身が黒緑⇒黒に近いな塗装になっていったものですから、こうして桜島と比べると、旧一号が引き立つものがあるなぁと感じいる。


ライダーの進化、色の深化、スタイルの脱皮。
新一号で完全に別のイメージが投入されたというのが十分わかります。
作品の方向変更(怪奇路線からの脱却)に則したヒロイックさを強く持つ新一号と、あくまでも不気味さを引き継ぐマスカーワールドのきゅいち号の対比が面白いですよ。


ライダーといえば旧一号という流れで、装着変身版と比較です。
SHFの方の緑が、これと比べると生物的な生々しさが少し出てるかなぁと思う次第。
頭部のほうは当時の食玩と差し替えていますが、この目の明るさから見るに、ピンク色よりもこの赤みが買った色のほうが、東映の公式旧一号の色合いなのかもしれませんな=w=;


旧一号の怪奇路線を継承する流れだったBLACKさん
ブラックさんも新しいVer2販売が決まったようですし、ライダーがほぼ一巡してきたSHFの今後は、一部当時品のリニューアル販売に流れていく予定なのですかねぇ。
ライティング的には、闇に目を向ける旧一号と、闇から脱して光のほうに目を向けるBLACKさんという感じにしてみました。
自己満足=w=;

そんなわけで、手持ちの一号系列。
First&NEXTの一号は実家なので、今回はオミットです^w^;





ライダーアクション!!
等身大で格闘を中心の怪物ヒーロー。
ヒロイックにまとめられてもその仮面はバッタの等身大のアレンジですからねぇ。
とはいえ、戦いで型をピシッと決めてのポーズは、今でも脳裏に幼年誌のスチールが焼付くくらいイメージの深いものでした。


ショッカーアームズは
そうかぁ、すでにXライダーの布石はここにあったのね^w^;
Xライダーとこの武器で戦う戦闘員とか際限も面白いかも。
その場合のショッカー戦闘員は大ショッカー所属になりますが。





「ライダァァ、パンチッ!!」
綺麗なポーズよりも、ダイナミックなポーズ、見せる殺陣でないマジの空手な闘い。
そんな意識でポージングさせると、より旧一号のスタイルに近くなると思います。

バーリア破壊ボールはそのまま単体で遊ぶのと、手やエフェクトに取り付けられるように一つの出っ張りが外れるようになっています。
電光11なサッカーアクションという(いか作品自体を知らないので自重)


「プレイボール!!」
は野球だな^w^;、えっと
「キックオフ!!」
でいいのかな。




「電光ライダーキック!!」
イナズマ的なエフェクトがあっても良かった気もしますが(追加でね)、このイメージのほうが当時のフィルムのイメージでもありますかねぇ。
エフェクトははめ込み式ですし凸が出てますので、他の何かをはめ込むこともできるかもですね。


『優秀な科学者でオートレーサーでもある本郷猛は、その能力に目を付けた悪の秘密結社・ショッカーによって拉致され、バッタの能力を持つ改造人間にされてしまう。しかし、ショッカーの協力者にされていた恩師・緑川博士の手引きにより、脳手術の寸前で脱出に成功。やがて、緑川博士は脱出の途中でショッカーの怪人・蜘蛛男に暗殺されてしまうが、その遺志を継いだ本郷は腰に巻いたベルトの風車ダイナモに風圧を受け、それをエネルギーとして変身、人類の味方にして正義の使者・仮面ライダーとして、ショッカーに立ち向かう。』(wikiより引用)
1971年に生まれたヒーローは42年の年月を作り上げる最初の土台でした。
昭和の時代のヒーローは、子供らの憧れで、その影響を受けたおっさん世代が、今社会や世界を動かしていると思えば、このヒーローらが伝えた想いは、どんな人の心の中にもあるのだろうなぁと思います。
ですんで、作り話のおとぎ話であるドラマの一キャラクターだとしても、仮面ライダーと子供らは、ヒーローと子供らはそこにあこがれの大人の姿を見つめながら、その空間を共有していつしかあこがれの大人に向かって生きていくのだろうなぁと思うのです。
社会人になって思った感想だったりするのですけども^w^;
ともあれ、十分にノスタルジィと完成度を持ってるアイテムだと思います。
同時発売のショッカー戦闘員をうまく絡めながら、地面や岩場のジオラマで遊んでみるのも実に楽しい流れだと思うのですよー^w^ノ
********************************************
ここからはすごくダメなオヤジのポエムとなっておりますので、見ないことを進めるのココロ;w;
********************************************


『光の刺さぬ影の場所で、人は自分の影を見つめる、自分の拳を見つめる』


『きっと、たぶんだけど。闘い初めて当初、彼でさえも、いつも慟哭していたと思うのだ。
その理不尽な運命と、二度と取り戻せない過去に。
元々持っている心の強さだけで、本当の意味をもって立ち向かえる人間はそう多くない。』



『やらねばならないこと、自分しか出来ないこと、自分がその手を汚さねばならないことで、何かを護れるなら。』
『それは、大人になった時に必ず乗り越える壁であり、ブレイクスルーの瞬間の時。』
『恐れることを受け入れろ、怖がることを受け入れろ、そしてそれらも含めて護ることを決意しろ。』
『朱く汚れたその手を選んだ自分を、受け入れろ。
その手は、他者に動かされたマリオネットではない、人間が自分でこの運命を受け入れた証。
決意した、自分の切り開く道の過程で生まれた意義ある朱い証明なのだ』


『迷うことは罪ではない、悩むことは弱さではない。
苦しむことは愚かではない、怯えることは恥ではない』
『他責ではなく、自責を自覚し受け入れて、自分の足で歩くのだ。』
『それが、自分の世界を護る、ささやかな人間の第一歩の為の力なのだ』
子供のころに、いじめられてあざけられて世界を恨む前に自分の存在から逃げ出した。
社会人になって、理不尽も無理解も裏切りも慟哭も絶望も憎しみも殺意も経験した。
でも、それを得て、今の自分が決して曲がらないように生きていきたいと、ささやかながら思う気持ちがある。
そんな根っこの一つに、ヒーローが存在しています。
ヒーローは、大人になっても、今でも僕らに力を貸してくれるんですよ。
そんなことを、酒に酔わずにしらふでいえる私を、人はいい年こいた厨二病のキモイおっさんといふ;w;
閑話休題・・・・・・
スポンサーサイト